[タイミングベルト]
ベルトはゴムを母材とし伸縮性のないグラスファイバーの心線と耐摩擦性をもつ帆布によって作られ、強度が大きく伸縮性がない、騒音が少ない、軽量、潤滑が不要などの利点があるが、耐水性、耐油性が少ない。一般では、10万qで交換とされる。

[カムシャフト]
吸気バルブ、排気バルブと同数のカムをバルブ開閉時に合わせた位置と角度に配列したものである。 3〜4箇所のジャーナル部はベアリングで支えられており、前部にはバルブ開閉時期を示すタイミングマークが打刻されたタイミングギヤが取り付けられている。この他、カム部にはフューエルポンプを駆動するカムやディストリビューターを駆動するギアが設けられている。

[カム]
カムシャフトの回転によってバルブに開閉運動を与えるもので、カムの表面にバルブリフタもしくはロッカーアームが接触して運動が伝えられる。バルブの開いている時期やバルブの動く量により適切の形状のものが選ばれる。特に高速回転が要求される自動車用エンジンでは、混合ガスの吸入効率および排気効率を高めるようにバルブの開閉が行われると共に、バルブがシートに密着する場合は出来る限り衝撃が少ないような卵形状のカムが使用されている。

[バルブ]
エンジンでは膨張工程に必要な混合気を燃焼室内に取り入れ、また燃焼ガスを外部に排出するため、1個のシリンダに吸気バルブと排気バルブを備えている。吸気バルブと排気バルブはピストンが1サイクル行う極めて短い時間に容易に吸入、排気を行って体積効率を上げること、両バルブが閉じている圧縮、膨張工程で十分な機密を保つこと、燃焼ガスの高温にさらされても正しく作動し、長時間の運転に耐えることなど、難しい条件を満たすものである。


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